抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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初めに非硫化物鉱へのバイオリーチングについて示した。ここでは,独立栄養微生物の利用,従属栄養微生物の利用および鉄(III)還元細菌の利用について記し,鉱石の種類とその浸出に用いられる微生物(細菌)の種類を示した。また,還元細菌の浸出機構についても示した。後段においては,最近注目されている「都市鉱山」への展開を示した。「都市鉱山」は都会で発生する大量の電子機器廃品が多くの貴重な金属資源を有することから付けられた呼称で,資源回収対象は主に焼却炉で発生する焼却灰である。この焼却灰にはアルカリ成分が多く含まれる場合が多いのでバイオリーチングに必要な酸性環境にするための調整が必要である。さらには,焼却灰ではなく,固体廃棄物からの直接浸出も検討されていることを示した。最後に,リーチング用微生物の遺伝子工学的解析について触れた。