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J-GLOBAL ID：200902204606220355   整理番号：08A1140971

湖沼細粒堆積物のルミネッセンス年代測定

著者 (5件)： 伊藤一充 (金沢大 大学院自然科学研究科) ,  長谷部徳子 (金沢大 環日本海域環境研究セ) ,  雁沢好博 (北海道教大 函館分校) ,  柏谷健二 (金沢大 環日本海域環境研究セ) ,  荒井章司 (金沢大 大学院自然科学研究科)
資料名： フィッション・トラックニュースレター  (Fission Track News Letter)
号： 21  ページ： 34-36  発行年： 2008年09月29日 
JST資料番号： L6631A  ISSN： 1340-900X  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 短報  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： バイカル湖で採取した堆積物を用いて,光励起ルミネッセンス,熱ルミネッセンス測定を行い,含水率やほ放射性同位体のうどを測定した。測定にはXRFとLA-ICP-MSを用いた。ルミネッセンス量(De)はどの測定も10%の誤差で求まった。光に対して一番敏感なOSLのDeが一番大きな値を示した。また,石英におけるDeとpolymineralのDeを比較し,前者の方が大きな値をとることが示された。年間放射線量の推定には放射性同位体濃度の分析値を考慮した。コア試料の圧密を考慮して,年間線量から推定された年代は予想年代と食い違った。その原因を解明するにはさらなる実験が必要である。

シソーラス用語： *熱ルミネセンス ,  *年代測定 ,  *シベリア ,  *湖沼 ,  *湖沼堆積物 ,  堆積速度 ,  圧密
準シソーラス用語： *光励起ルミネセンス法年代測定 ,  *バイカル湖 ,  湖底堆積物

分類 (1件)： 地質学一般  (DE01010H)

引用文献 (5件)：

• Adamiec, G. and Aitken, M., 1998, Dose-rate conversion factors: update. Ancient TL 16, No.2, 37-50.
• Sakaguchi, A., Yamamoto, M., Sasaki, K. and Kashiwaya, K., 2006, Uranium and thorium isotope distribution in an offshore bottom sediment core of the Selenga Delta, Lake Baikal, Siberia. Journal of Paleolimnology, 35, 807-818.
• Stokes, S., Ingram, S., Aitken, M. J., Sirocko F., Anderson, R. and Leuschner, D., 2003, Alternative chronologies for Late Quaternary (Last Interglacial-Holocene) deep sea sediments via optical dating of silt-sized quartz. Quaternary Science Reviews, 22, 925-941.
• 住田亮輔, 2007, 湖沼堆積物のルミネッセンス年代測定; 化学分析と年間線量評価. 金沢大学卒業論文
• 中川裕文, 2000, バイカル湖底堆積物の分析に基づく過去数十万年の陸水・気候シグナル. 金沢大学修士論文

タイトルに関連する用語 (3件)： 湖沼 ,  細粒堆積物 ,  ルミネッセンス年代測定