抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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エネルギー需給の「望ましさ」に関して,エネルギー需給システムの選択の過程を最適型の数理モデルを使って説明した。ここでは,「決定変数」,「目的関数」,「制約条件」という最適型数理モデルの基本的な3つの概念のみを用いた。種々のエネルギー消費の方法を定めて制約条件を満足する決定変数の値が決まれば,それが検討の対象となるエネルギー需給システムの一つということになる。通常,このようなシステムは無数に描くことができる。そして,その個々のエネルギー需給システムに対して計算される目的関数の値が最大となるようなシステムを選べば,それが最適解(最適システム)となる。国のエネルギー需給で最も重要な制約条件は温室効果ガス排出に関わるものであり,その排出量の上限値を実現するシステムの一つが最適解となる。家庭部門のエネルギー需給システムについても考察した。