抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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ソーラセイルは太陽から発せられる光子から運動量を獲得し,推進薬無しで推進力を得ることができるので,惑星探査などの自由度を大きく広げることが期待されている。JAXAではソーラセイルとイオンエンジンを組み合わせて用いる「ソーラ電力セイル」の検討を行っていり,この「ソーラ電力セイル」を実証するために2010年代中旬の打ち上げを目指している中型ソーラセイル実証機と,2010年代初旬の打ち上げ目指している小型ソーラセイル実証機の2つのミッションを検討している。2010年打ち上げを前提とした小型ソーラセイル実証機の軌道解析を行った。ソーラセイルは太陽光子圧で推進するため,反射率,宇宙機の姿勢によってその加速度が大きく変化する。そのようなソーラセイルによる微小加速度を検知するためには,反射率の誤差や姿勢の変動を考慮した軌道決定が必要となる。ここでは,ソーラセイル実証機の軌道決定のために,反射率,姿勢をパラメータとして,ソーラーセイル加速度による探査機の軌道への影響を明らかにした。