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J-GLOBAL ID：200902212147829581   整理番号：09A1024070

2009年4月6日イタリア・ラクイラ地震による建築物の被害調査

著者 (5件)： 青木孝義 (名古屋市大) ,  岸本一蔵 (大阪大) ,  迫田丈志 (東北大) ,  高橋典之 (東大 生産技研) ,  松井智哉 (豊橋技科大)
資料名： 建築防災
号： 380  ページ： 51-68  発行年： 2009年09月01日 
JST資料番号： F0003D  ISSN： 0389-1690  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 解説  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 標記被害調査は,その初動調査として,1)当該地域の構造形式の特徴と施工方法の調査を実施し建物の耐震性を把握する,2)建物被害の特徴を被災地の地理的条件との関係で検討する,3)適切な地域を選択し建物の特性別に被害率を求める,ことを目的とした。さらにこれらの調査結果に基づき詳細調査の必要性の是非を検討した。調査地域の建築物の構造形式は,組積造および鉄筋コンクリート造に無補強組積造を内臓したものが大部分であった。それらの建築物を対象に,旧市街地の公共施設および商業施設,市街地の住宅建物,周辺地域の建物,の類別に被害状況を多数の写真と共に紹介した。鉄筋コンクリート造で被災した建築物の多くは,主筋に丸鋼を用いており,かぶり厚が小さく,発錆が多数見られ,せん断補強筋が少なく,主筋定着が不十分であるなどの特徴が見られた。

シソーラス用語： *イタリア共和国 ,  *地震 ,  *災害調査 ,  現地調査 ,  緊急対策 ,  避難地区 ,  地中構造物 ,  駐車場 ,  広場 ,  舗石舗装 ,  教会 ,  組積構造 ,  亀裂伝搬 ,  剥離 ,  鉄筋コンクリート構造 ,  集合住宅 ,  震災 ,  判定基準 ,  歴史的建造物
準シソーラス用語： *ラクイラ地震

分類 (1件)： 自然災害  (RA02030M)

引用文献 (1件)：

• イタリア防災庁: ラクイラ地震の被災度判定集計速報4月15日分 (http://www.protezionecivile.it/cms/view.php?cms_pk=15461&dir_pk=187)

タイトルに関連する用語 (4件)： イタリア ,  ラクイラ地震 ,  建築物 ,  被害調査