文献

J-GLOBAL ID：200902212360798142   整理番号：09A0452338

キュウリ黄化えそ病の発生動向と防除対策の展望

著者 (3件)： 奥田充 (農業技術研究機構 九州沖縄農研セ) ,  山崎修一 (大分県農林水産研究セ) ,  杉山充啓 (農業・生物系特定産業技術研究機構 野菜茶研)
資料名： 植物防疫  (Plant Protection)
巻： 63  号： 5  ページ： 279-283  発行年： 2009年05月01日 
JST資料番号： G0617A  ISSN： 0037-4091  CODEN： SHBOA  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 解説  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： キュウリ黄化えそ病を解説する。本病はメロン黄化えそウイルス(MYSV)により,ミナミキイロアザミウマが媒介する。2008年には関東,中部の一部と九州,四国の全県に発生する。施設外から飛来した保毒虫により一次感染し,さらに施設内で二次感染する。媒介虫は土中で蛹化するため,蒸し込み期間や前作との間隔が不十分な場合には次作に発生する。また媒介虫は広食性で種々の雑草に寄生する。防除には,定植時期を媒介虫の飛翔活性が下がる(平均気温22°C以下)時期にする,周辺雑草を除去する,などの手段が有効と考えられる。

シソーラス用語： *キュウリ ,  *トスポウイルス ,  *ミナミキイロアザミウマ ,  病原媒介動物 ,  蛹化 ,  *害虫防除 ,  *病害防除 ,  雑草防除 ,  生息分布 ,  感染経路 ,  植物病害 ,  発生生態 ,  高温 ,  栽培品種
準シソーラス用語： *メロン黄化壊そウイルス ,  *黄化えそ病 ,  感染源 ,  蒸し込み処理 ,  抵抗性品種

分類 (3件)： 野菜  (FC03043X) ,  ウイルスによる植物病害  (FC04054G) ,  昆虫・ダニによる植物被害  (FC04072U)

引用文献 (5件)：

• CHEN, T. C. et al.(2008): Plant Pathol.57: 765.
• CORTEZ, I. et al.(2001): Arch. Virol.146: 265~278.
• 池田二三高ら (2001): 植物防疫55: 397~400.
• 河合 章 (2001): 応動昆45: 39~59.
• 永井一哉 (1994): ミナミキイロアザミウマ--おもしろ生態とかしこい防ぎ方--, 農山漁村文化協会, 東京, 113pp.

タイトルに関連する用語 (5件)： キュウリ ,  黄化えそ病 ,  動向 ,  防除対策 ,  展望