抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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スズナノ粒子の酸化を低温における酸化の速度論と種々の中間体の生成と変化を中心に実験的に検討した。等温および等転化率条件下で同時熱重量分析(TGA),示差走査熱量分析(DSC)とSEM,TEM,エネルギー分散X線分光による酸化前後の結晶相変化測定を併用した。TGA/DSCは~200°Cおよび~550°Cに酸化による顕著な発熱と重量増加,230°Cにスズの熔融による小さな吸熱ピークを示し,酸化ピークは昇温速度が大きくなるにつれて高温側にシフトした。酸化過程における相変態をXRDで追跡し,400°CまではSnO(ロマーチアイト),500°C以上でSnO
2(スズ石)相の生成を認めた。800°C以上ではSnO
2(スズ石)相のみとなった。相変態の速度モデルにより活性化エネルギーと酸化速度を求めた。活性化エネルギーは明瞭な正弦曲線形状を示し,転化率に応じて0.32~1.33eVの間で変化した。