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J-GLOBAL ID：200902212380692405   整理番号：08A1063290

Cu(II)をドープしたBa₂Zn(HCO₂)₆・4H₂Oにおける振電効果

Vibronic Effects in Cu(II)-Doped Ba₂Zn(HCO₂)₆ 4H₂O

著者 (6件)： HADLER Kieran S. (Univ. Queensland, QLD, AUS) ,  KILMARTIN James R. (Univ. Queensland, QLD, AUS) ,  HANSON Graeme R. (Univ. Queensland, QLD, AUS) ,  HITCHMAN Michael A. (Univ. Tasmania, TAS, AUS) ,  SIMMONS Charles J. (Univ. Hawaii, Hawaii) ,  RILEY Mark J. (Univ. Queensland, QLD, AUS)
資料名： Inorganic Chemistry  (Inorganic Chemistry)
巻： 47  号： 18  ページ： 8188-8196  発行年： 2008年09月15日 
JST資料番号： C0566A  ISSN： 0020-1669  CODEN： INOCAJ  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： アメリカ合衆国 (USA)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： Ba₂Zn(HCO₂)₆・4H₂O(1a)にCu(II)を1%ドープして,100~350KでEPRを測定した。EPRのg値及び線形の温度依存性から,格子歪の相互作用の程度はTutton塩,(カチオン)₂Zn(H₂O)₆(SO₄)₂,にCu(II)をドープした化合物と同程度であることが分かった。1aのX線構造解析を行い,Zn(II)はほぼ八面体配置をとり,6つのギ酸と結合し,この構造は1%のCu(II)ドープの導入では変化しないことが分かった。Cu中心は斜方晶に歪をもち,2つの軸方向に引き伸ばされた。2つの最低エネルギーレベルのエネルギー差はSilver-Getzモデルでのエネルギー分離に関係した。低温ではEPRは正方晶に引き伸ばされたCu(II)のそれを示すが,温度が上昇すると,g値が高い振電レべルへ増加した。Cu(II)EPRスペクトルから得られるホスト格子歪パラメータはZn(II)部位の環境のバロメータを示した。

シソーラス用語： *亜鉛錯体 ,  ドーピング ,  水和物 ,  温度依存性 ,  *ESR【磁気共鳴】 ,  線形性 ,  格子歪 ,  相互作用 ,  X線構造解析 ,  結晶構造 ,  分子構造 ,  エネルギーギャップ ,  *振電相互作用 ,  *銅 ,  脂肪族カルボン酸
準シソーラス用語： EPR【磁気共鳴】 ,  g値

分類 (2件)： 第11族,第12族元素の錯体  (CE01050Y) ,  錯体のEPR  (BM07025L)

物質索引 (1件)： ギ酸

タイトルに関連する用語 (2件)： Cu ,  ドープ