文献
J-GLOBAL ID:200902212396213450   整理番号:08A0336180

土壌微生物バイオマスは草原の木本植物侵入に応答する

Soil microbial biomass response to woody plant invasion of grassland
著者 (2件):
資料名:
巻: 40  号:ページ: 1207-1216  発行年: 2008年05月 
JST資料番号: D0628A  ISSN: 0038-0717  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: イギリス (GBR)  言語: 英語 (EN)
抄録/ポイント:
抄録/ポイント
文献の概要を数百字程度の日本語でまとめたものです。
部分表示の続きは、JDreamⅢ(有料)でご覧頂けます。
J-GLOBALでは書誌(タイトル、著者名等)登載から半年以上経過後に表示されますが、医療系文献の場合はMyJ-GLOBALでのログインが必要です。
最近,草原およびサバンナにおける木本植物の増殖が世界で報告されている。炭素循環に対する植生変化の影響を理解するため,遺残草原(タイム0)および草原からN固定樹木が優占する森林への遷移下にある亜熱帯生態系における10~130年生の木本植物林分で土壌微生物バイオマスを測定した。また,土壌有機物の品質あるいはアベイラビリティの指標として土壌有機炭素(Cmic/Corg)に対するSMB-Cの比,および微生物効率の測定として代謝指数(qCO2)を決定した。土壌有機炭素(Corg)および土壌全窒素(STN)は木本植物侵入後に深さ0~15cmで200%まで増加したが,15~30cmでの変化はほとんどなかった。0~15cmでのCmicは木本植物侵入後に直線的に増加し,遺残草原における400mg C/kgから木本植物侵入60年以上で600-1000mg C/kgに増加した。15~30cmでのCmicも時間とともに直線的に増加した。森林地帯でのCmicのこれらの変化は,土壌,根,およびリター中のCとNの貯蔵の同時変化に相関した。0~15cmでのCmic/Corg比は,草原の6%から老齢林の<4%へと林齢の高まりとともに減少した。これは樹木リターが草原リターに比べて微生物基質として適していないためと示唆された。木本植物侵入後のCmicのサイズと活性の増加は,1)養分動態の変化による競合相互作用および遷移プロセスの変化,2)Corg捕捉を促進する土壌物理構造の形成増強と維持,あるいは3)地球規模への地域規模での大気化学および気候系に影響する可能性のある微量ガスフラックスの増加をもたらす結果となることが示唆された。(翻訳著者抄録)
シソーラス用語:
シソーラス用語/準シソーラス用語
文献のテーマを表すキーワードです。
部分表示の続きはJDreamⅢ(有料)でご覧いただけます。
J-GLOBALでは書誌(タイトル、著者名等)登載から半年以上経過後に表示されますが、医療系文献の場合はMyJ-GLOBALでのログインが必要です。

分類 (2件):
分類
JSTが定めた文献の分類名称とコードです
土壌生物  ,  微生物の生態 
タイトルに関連する用語 (5件):
タイトルに関連する用語
J-GLOBALで独自に切り出した文献タイトルの用語をもとにしたキーワードです

前のページに戻る