抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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垂直な加熱平板を同一水平面上に複数枚,等間隔で設置した平板列まわりに生じる空気の自然対流の流動と伝熱について実験的に検討した。試験平板は高さ200mmであり,両面を等熱流束条件で加熱した。平板を2枚から10枚まで変化させた実験を行なったところ,平板列の外側付近に設置した平板の局所熱伝達率が表裏面で大きく異なることが分かった。そして,この差が平板列外側下方からの周囲流体の流れ込みによることを明らかにした。一方,平板列の中央付近に置かれた平板では,表裏面の熱伝達率は等しくなり,その値は平板間流路内へ周囲流体が一様な流速で流入すると仮定した解析値に漸近することを明らかにした。(著者抄録)