文献

J-GLOBAL ID：200902212405055383   整理番号：09A0720562

Pluronic-イブプロフェン溶液におけるpHに誘導される挙動のPFGSE-NMR研究

PFGSE-NMR Study of pH-Triggered Behavior in Pluronic-Ibuprofen Solutions

著者 (3件)： FOSTER Beth (Univ. Bristol, Bristol, GBR) ,  COSGROVE Terence (Univ. Bristol, Bristol, GBR) ,  ESPIDEL Youssef (Univ. Bristol, Bristol, GBR)
資料名： Langmuir  (Langmuir)
巻： 25  号： 12  ページ： 6767-6771  発行年： 2009年06月16日 
JST資料番号： A0231B  ISSN： 0743-7463  CODEN： LANGD5  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： アメリカ合衆国 (USA)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： Pluronic共重合体溶液に対する薬物の添加およびpH変化の影響をパルス場勾配(PFG)NMRにより研究した。溶液中でPluronic P104にイブプロフェンを加えると全体のpHは7.5から4.5に減少すると同時に,ミセル形成が促進されミセルの流体力学的半径の57.7から102.3Åへの増加が観測され,さらにミセルを形成する高分子の分率が増加した。このpH領域におけるP104だけによるミセル形成はpHによりあまり変化しないので,このような凝集挙動は観測されたpHの減少ではなく主としてイブプロフェンの存在に帰せられる。逆に,イブプロフェンを含むP104溶液ではイブプロフェンのpK_a以上にpHを上げると強いpH依存性が観測される。得られたデータは,pH4.5以上ではイブプロフェンは溶解性が改善されることにより次第にミセルから解放され,イブプロフェン添加前に観測された高分子の状態へと凝集性が減少する。

シソーラス用語： *高分子界面活性剤 ,  *pH依存性 ,  *NMR【磁気共鳴】 ,  *ミセル形成 ,  *流体力学的半径 ,  カルボン酸 ,  芳香族化合物
準シソーラス用語： *Pluronic ,  凝集性

分類 (3件)： ミセル  (CB11020N) ,  高分子溶液の物理的性質  (CG02013S) ,  物理薬剤学  (GY01012A)

物質索引 (1件)： イブプロフェン

タイトルに関連する用語 (6件)： イブプロフェン ,  溶液 ,  pH ,  誘導 ,  挙動 ,  研究