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J-GLOBAL ID：200902212405622091   整理番号：09A0412915

仮想計算機環境での性能評価の信頼性向上のための一手法

A Method for Improving the Confidence of Performance Measurement under Virtual Machine Environment

著者 (4件)： 永海好隆 (奈良先端科学技術大学院大) ,  奥田剛 (奈良先端科学技術大学院大) ,  門林雄基 (奈良先端科学技術大学院大) ,  山口英 (奈良先端科学技術大学院大)
資料名： 電子情報通信学会技術研究報告  (IEICE Technical Report (Institute of Electronics, Information and Communication Engineers))
巻： 108  号： 457(NS2008 143-233)  ページ： 233-238  発行年： 2009年02月24日 
JST資料番号： S0532B  ISSN： 0913-5685  資料種別： 会議録 (C)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 計算機性能の向上と資源の余剰発生により,サーバ統合に対する注目が高まっている。サーバ統合において期待されている技術として仮想計算機技術があり,仮想計算機により提供される処理性能を計測する要求がある。本研究では,性能計測の重要な要素である時刻精度に注目する。そこでまず,実計算機の時刻を基準とし,仮想計算機における時刻の推移を観測した。その結果仮想計算機環境では,時刻精度が不十分であったため,性能計測に必要な時刻を外部実時刻を基準に補正して提供する手法を提案した。この提案手法を用いることによって,仮想計算機上での性能計測に使用する時刻の揺らぎが補正できることを確認した。さらにマイクロベンチマークを試作し,そこでも信頼性の向上が可能であることを評価した。(著者抄録)

シソーラス用語： *仮想機械システム ,  性能評価 ,  信頼性 ,  時間 ,  精度 ,  計測 ,  ベンチマーク ,  プロトタイプ
準シソーラス用語： 仮想計算機 ,  高精度 ,  時刻 ,  性能計測

分類 (1件)： ディジタル計算機方式一般  (JC02010O)

引用文献 (7件)：

• RIDOUX, J. A methodology for clock bench-marking. 2007 3rd International Conference on Testbeds and Research Infrastructures for the Development of Networks and Communities (TridentCom). 2007
• 北口. 高精度時刻PCによる片道遅延時間によるネットワーク帯域推定手法 (ネットワーク). 電子情報通信学会論文誌. B, 通信. 2004, 87, 10, 1696-1703
• 中川. 高精度時刻サーバの開発 : 10ギガビットネットワーク時代の計測技術. 情報処理. 2008, 49, 10, 1184-1191
• MILLS, D. L. Network time protocol (Version 3). RFC 1305. 1992
• VMWare Inc. Timekeeping in vmware virtual machines. 2008

タイトルに関連する用語 (5件)： 仮想計算機 ,  環境 ,  性能評価 ,  信頼性向上 ,  手法