抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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クロム化成処理による黒色不動態皮膜(BP)生成の化学,三価クロムを用いた化成処理の変遷を解説した。六価クロムの使用禁止にともない三価クロムを用いた化成処理が開発されてきた。第1世代のBPは単純な化成皮膜であり,主に遷移金属基の顔料を使用したもので,耐食性は十分でない。第2世代のBPは最適化された三価クロム錯体を用いた化成処理膜であり,顔料には他の遷移金属錯体を用いている。ISO9227の塩水噴霧試験によると白色腐食生成物が発生するまで24~48hを要した。第3世代のBPは新しい有機の黒色プリカーサーを顔料として用いたもので,優れた耐食性を示す。Tridur Finish 300で化成処理したBPは優れた耐食性と装飾性を示し,自動車工業からの要求を満たす。