抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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セルロース繊維を反応染料で染色する工場で用いる水質の仕様を示し,特に,水に含まれる炭酸水素塩について詳説した。6日間の測定結果から,水中の炭酸水素塩の濃度は日によって170ppmから525ppmの大きな変動があり,予測不能であることが分かった。吸尽染色(exhaust dyeing)工程での水の加熱によって,炭酸水素塩は炭酸ナトリウムとなり,吸尽染色に必要な中性の要件が満たされなくなり,さらに次のアルカリ添加工程での色留めpH(fixation pH)を著しく低下させる。これらの問題を解決し,色調再現性を向上させる方策として,初期に酢酸を添加する方法があるが,水中の炭酸水素塩の濃度が予測できないので,添加量を決めることができないという短所がある。