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J-GLOBAL ID:200902212430840036   整理番号:09A0819465

大型糸状緑藻カワシオグサCladophora glomerataの中でボツリヌス菌Clostridium botulinumのE型は生息し成長する

Clostridium botulinum type E occurs and grows in the alga Cladophora glomerata
著者 (2件):
資料名:
巻: 66  号:ページ: 879-882  発行年: 2009年06月 
JST資料番号: H0491A  ISSN: 0706-652X  CODEN: CJFSDX  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: カナダ (CAN)  言語: 英語 (EN)
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ミシガン湖のスリーピング・ベア砂丘国立湖畔公園においてボツリヌス菌E型感染症による鳥類の大量斃死が発生している。この大量斃死の発生は,大型糸状緑藻カワシオグサの大繁殖と一致していた。7~10月にミシガン湖の水中,表層,岸からカワシオグサのマット状のサンプルと湖水を採集し菌叢を解析した。水中よりマットの方が数桁多い細菌が生息しており,マットが細菌の温床となっている可能性が示唆された。ボツリヌス菌E型の動態を解明するため,鳥類の大量斃死が発生した4カ所,発生しなかった4カ所の藻類サンプルを密閉し6週間25°Cに保温し,bontE遺伝子の出現頻度を調べた。培養前は両者からbontE遺伝子は検出されず,培養後は前者から高頻度で検出された。培養中に藻類マット中で胞子が発芽し,栄養細胞が増殖したと考えた。ウェルシュ菌も藻類マットを含むメソ生態系でよく増殖した。湖の底質中の病原性の分解者は,湖底に蓄積したシオグサ属に住みつき,晩夏に藻類が腐敗し栄養豊富な嫌気的な状況になると増殖し,食物網を通して中間宿主である無脊椎動物,魚類,そして鳥類に移り大量斃死を引き起こすと推定した。
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分類 (4件):
分類
JSTが定めた文献の分類名称とコードです
微生物の生態  ,  微生物に対する影響  ,  微生物起原の毒性  ,  異種生物間相互作用 

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