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J-GLOBAL ID：200902212452917733   整理番号：09A1269785

疎水性界面におけるポリペプチドの吸着機構とそれらの位置

Adsorption Mechanism of Polypeptides and Their Location at Hydrophobic Interfaces

著者 (2件)： PIRZER Tobias (Technische Univ. Muenchen, Garching, DEU) ,  HUGEL Thorsten (Technische Univ. Muenchen, Garching, DEU)
資料名： ChemPhysChem  (ChemPhysChem)
巻： 10  号： 16  ページ： 2795-2799  発行年： 2009年11月09日 
JST資料番号： W1265A  ISSN： 1439-4235  CODEN： CPCHFT  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： ドイツ (DEU)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： 原子間力顕微鏡(AFM)によって多様な界面上のポリ-D-チロシンの分子粘着力を研究した。驚いたことに,ポリ-D-チロシンが水中に脱離するとき広範囲の基板(固体,液体,気体)に対する吸着に界面エネルギーは影響を与えないことがわかった。一方,異なる溶媒を利用して(エタノールの添加)界面エネルギーを変化させると,吸着力は著しく低下した。これらの観測結果と既報のMDシミュレーションや自己依存性の測定結果から吸着したポリペプチドの吸着機構とその位置を示すことができる。この機構では,ポリペプチドが空乏層と疎水性水和層の両方に位置している場合のみ疎水性水和とvan der Waals相互作用は相互に補償できることがわかった。この機構はポリペプチドの吸着を制御すると考えられる多種多様な過程に関連しており細胞膜中の蛋白質と脂質間の疎水性相互作用を理解するために役立つであろう。これらの制御結果はさらにMDシミュレーションや理論計算によって確証する必要がある。

シソーラス用語： ガラス ,  被覆 ,  *ニクロム ,  *金 ,  金属薄膜 ,  *吸着 ,  *ポリアミノ酸 ,  水溶液 ,  *表面エネルギー ,  接触角 ,  分子動力学 ,  計算機シミュレーション ,  空乏層 ,  水和 ,  *van der Waals力 ,  タンパク質 ,  脂質 ,  *疎水性相互作用 ,  脂肪族アルコール
準シソーラス用語： *ポリ-D-チロシン

分類 (1件)： 固-液界面  (CB12050B)

物質索引 (1件)： エタノール

タイトルに関連する用語 (4件)： 疎水性 ,  界面 ,  ポリペプチド ,  吸着