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J-GLOBAL ID：200902212471316473   整理番号：08A0659128

気象庁台風アンサンブル予報システム

著者 (1件)： 山口宗彦 (気象庁 予報部)
資料名： 天気
巻： 55  号： 6  ページ： 521-524  発行年： 2008年06月30日 
JST資料番号： F0064A  ISSN： 0546-0921  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 気象庁では2008年の台風シーズンから台風EPS(アンサンブル予報システム)の運用を開始する。これによって以下の効果を期待できる,進路予報の誤差がアンサンブル平均を含む統計的手法を使って低減できる,進路予報の信頼性がアンサンブル予報の広がりの大きさから推定出来る。標題予報システムの仕様を,2007年11月に運用を開始した高解像度全球モデルと比較して,解説した。今後は台風EPSと高解像度全球モデルが気象庁の台風進路予報を支援する数値予報システムになる。台風EPSはアンサンブルメンバー11で1日4回5日予報を行なう。SV(特異ベクトル)法による初期摂動作成手法を説明し,2006年8月の台風7号と04年8月の台風16号を使ったアンサンブル予報の例を示し,07年の台風EPSの予報精度を考察した。

シソーラス用語： *アンサンブル予報 ,  *台風 ,  システム ,  全球規模 ,  予測モデル ,  高分解能 ,  予報 ,  予測誤差
準シソーラス用語： 気象庁 ,  台風アンサンブル予報システム ,  台風進路予報 ,  アンサンブル広がり ,  高解像度全球モデル ,  特異ベクトル ,  初期摂動 ,  予報精度

分類 (2件)： 天気予報  (DC05020O) ,  大規模擾乱,台風,大気重力波  (DC05070R)

引用文献 (6件)：

• EHRENDORFER, M. Singular-vector perturbation growth in a primitive equation model with moist physics. J. Atmos. Sci. 1999, 56, 1627-1648
• 経田正幸. アンサンブル予報概論. 数値予報課報告・別冊. 2006, 52, 1-12
• 酒井亮太. 気象庁の新しい週間アンサンブル予報システム. 天気. 2008, 55, 515-520
• 高野清治. アンサンブル予報の利用技術. 気象研究ノート. 2002, 201, 73-103
• 山口宗彦. 特異ベクトル法の開発. 数値予報課報告・別冊. 2006, 52, 50-58

タイトルに関連する用語 (3件)： 気象庁 ,  台風 ,  アンサンブル予報システム