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J-GLOBAL ID：200902212478810732   整理番号：08A1193772

動的中継は長い伝導遅延にも拘らずゼロ時間差の神経同期を示す

Dynamical relaying can yield zero time lag neuronal synchrony despite long conduction delays

著者 (9件)： VICENTE Raul (Max Planck Inst. Brain Res., Frankfurt, DEU) ,  VICENTE Raul (Frankfurt Inst. Advanced Studies, Frankfurt, DEU) ,  GOLLO Leonardo L. (Universidad de las Islas Baleares, Palma de Mallorca, ESP) ,  MIRASSO Claudio R. (Universidad de las Islas Baleares, Palma de Mallorca, ESP) ,  FISCHER Ingo (Heriot-Watt Univ., Edinburgh, GBR) ,  PIPA Gordon (Max Planck Inst. Brain Res., Frankfurt, DEU) ,  PIPA Gordon (Frankfurt Inst. Advanced Studies, Frankfurt, DEU) ,  PIPA Gordon (Massachusetts Inst. Technol., MA) ,  PIPA Gordon (Massachusetts General Hospital, MA)
資料名： Proceedings of the National Academy of Sciences of the United States of America  (Proceedings of the National Academy of Sciences of the United States of America)
巻： 105  号： 44  ページ： 17157-17162  発行年： 2008年11月04日 
JST資料番号： D0387A  ISSN： 0027-8424  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： アメリカ合衆国 (USA)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： 哺乳動物の視覚領皮質細胞は視覚刺激により活性化するとき,同期して発火する傾向にある。今回,2つの任意に離れた神経群内のゼロ差同期を説明する単純なネットワークモチーフを検討した。ここで示したモデルは,長い軸索遅延にも拘らず離れた神経内の同期機構を提供した。基本的な考え方は,2つの神経群が第3の介在群に活性を中継するとき,このユニットによる動力学的再分布は外側の群内で自己組織化したゼロ時間差同期を示すことである。そこで,Hodgkin-Huxleyニューロンネットワークと統合と発火(IAF)モデルのシミュレーションを行い,このネットワークモジュールの同期性状における長い伝導遅延の影響を検討した。長い軸索伝導遅延においていさえ,離れた神経群は差のないオシレーションに自己組織化した。皮質-皮質間結合線維と皮質-視床-皮質ループは伝導遅延と関連する位相シフトと時間差を回避する理想的な回路を示すと結論した。

シソーラス用語： *神経伝導 ,  ネットワーク ,  軸索 ,  *同期 ,  動力学 ,  自己組織化 ,  数学モデル ,  ニューロン ,  シミュレーション ,  振動 ,  大脳皮質 ,  視床 ,  再分布 ,  発火【生理】 ,  位相シフト ,  ニューラルネットワーク
準シソーラス用語： Hodgkin-Huxleyモデル ,  時間同期 ,  神経モデル

分類 (2件)： 中枢神経系  (EJ12030F) ,  脳・神経系モデル  (EL02050C)

タイトルに関連する用語 (4件)： 中継 ,  伝導 ,  遅延 ,  神経