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J-GLOBAL ID:200902212480069748   整理番号:09A0598012

SEMとTEMによって特性づけられた摩耗したPCBN切削工具における影響領域の微細構造

The microstructure of the affected zone of a worn PCBN cutting tool characterised with SEM and TEM
著者 (6件):
資料名:
巻: 267  号: 5-8  ページ: 1031-1040  発行年: 2009年06月15日 
JST資料番号: E0377A  ISSN: 0043-1648  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: オランダ (NLD)  言語: 英語 (EN)
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摩耗が,市販の低含有量・多結晶立方晶系窒化ホウ素(PCBN)工具材料の微細構造に及ぼす効果について調べた。なお,このPCBN工具材料は,Ti(C,N)マトリックス内に,55vol%までのcBNを含有している。このPCBN工具を,肌焼鋼の乾燥硬質旋削に用いた。この工具切れ刃のすくい面上に進展したクレータ及びこの領域の微細構造について,エネルギー分散X線分光分析を伴った走査電子顕微鏡(SEM)観察,電子エネルギー損失分光法を伴った透過型電子顕微鏡(TEM)観察,エネルギーフィルタ・TEM観察などによって詳細に調べた。薄箔(厚さ<80nm)試料を作製するために,集束イオンビーム/SEM装置におけるリフト-アウト技法を用いた。この技法は,サブミクロン解像度によって,特定な位置からの試料を作製できる可能性を提供した。ここでのケースでは,摩耗したPCBN工具のすくい面を横断して,試料を抽出した。空間解像度を,薄箔を用いて実質的に改善し,ナノメータスケールへ劣化した微細構造の調査を可能にした。この調査結果から,PCBN工具切れ刃のすくい面上のクレータを塗りつぶす付着層を明らかにする。この層の綿密な調査によって,幾つかの特性的な特徴を有する内部層構造を明らかにする。この層は,工作物材料からの構成要素で構成されている。工具付着層の界面は,円滑であり,かつ初期の平面結晶表面に代わって,ミクロサイズcBNの円形凹状摩耗表面を示している。より大きなFe-リッチ領域が見出される。その領域の表面は,酸化しており,時々,より少ない量のCrとNiを含有している。工具-付着層・界面に近接したより大きな,しばしば,延長された主たる領域に,MnとSが見出される。その支配的な劣化メカニズムは,化学的劣化のようである。工具付着層の界面及び付着層の詳細な微細構造を紹介する。Copyright 2009 Elsevier B.V., Amsterdam. All rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.
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分類 (4件):
分類
JSTが定めた文献の分類名称とコードです
旋削,中ぐり  ,  セラミック・磁器の性質  ,  潤滑一般  ,  固体の機械的性質一般 

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