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J-GLOBAL ID:200902212498939316   整理番号:08A0240053

再訪された,かんらん石-斑状シャゴッタイト大和980459の岩石成因論

Petrogenesis of olivine-phyric shergottite Yamato 980459, revisited
著者 (3件):
資料名:
巻: 72  号:ページ: 1711-1730  発行年: 2008年03月15日 
JST資料番号: C0062A  ISSN: 0016-7037  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: オランダ (NLD)  言語: 英語 (EN)
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始原マグマはマントル源に関する重要な情報を提供するが,大部分の火星いん石は分別したメルトから結晶した。かんらん石-斑状シャゴッタイト,大和980459(Y-980459)は初期メルトを表現していると解釈されてきた。なぜなら,そのかんらん石の巨晶はFe-Mg分配に基づくY-980459全岩組成と平衡にあるマグネシウムの核(Fo84-86)を持つからである。しかしながら,Y-980459かんらん石に関する結晶サイズ分布(CSD)プロットはサイズギャップを示し,いくつかの巨晶に対して積雲起源を示唆する。Y-980459全岩組成を使ったメルティング実験は火星のマントルの熱的構造と揮発性含有量を推定するために使われてきたので,この岩石が始原であるとする解釈を注意深く調べなければならない。筆者らはY-980459かんらん石の主成分,微量および痕跡元素を報告するとともに,それらをメルティング実験(含水と無水の両方)および熱力学的計算からの結果と比較する。かんらん石巨晶の核は実験による最も多いマグネシウムかんらん石のそれらと同じ主成分および微量元素含有量を持つが,それらは熱力学的な計算のそれらと少し異なっている。これはおそらく,Y-980459全岩組成がこれらのモデルを較正するために使われたリキダス範囲の限界近くにあるためであろう。巨晶核(Fo80-85)は他のかんらん石(巨晶縁および石基かんらん石,Fo<80)と異なる微量および痕跡元素(Mn-Ni-Co-Cr-V)特性を示し,巨晶核がより還元的な環境(~IW+1)下で結晶したことを意味する。Y-980459は,ピジオン輝石と普通輝石でマントルされた斜方輝石コアを持つ輝石を含む。筆者らもまた,一般的ではないが,斜方輝石(高Mg#)でマントルされた普通規制のコア(低Mg#)を持ついくつかの逆帯状輝石を発見した。これらの逆帯状輝石は,空洞中心において後期の結晶化充填を伴う礁状結晶として初期に成長したと解釈され,中程度の冷却速度(3-7°C/h)非平衡結晶化を意味する。正常の帯状輝石と平衡にあるメルトの計算されたREEパターンは,他のデプリートしたかんらん石-斑状シャゴッタイトに加えて,ガラスとY-980459全岩のそれらに平行であり,Y-980459がデプリートしたマントル貯留層に由来することを示唆している。(翻訳著者抄録)
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分類 (4件):
分類
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流星,すい星,いん石  ,  岩石圏の地球化学一般  ,  岩石成因論  ,  珪酸塩鉱物 
タイトルに関連する用語 (3件):
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