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J-GLOBAL ID:200902212504878405   整理番号:09A0154430

総観規模トラフの通過事例におけるチベット高原への水蒸気輸送

Transportation of Water Vapor into the Tibetan Plateau in the Case of a Passing Synoptic-Scale Trough
著者 (3件):
資料名:
巻: 86  号:ページ: 935-949 (J-STAGE)  発行年: 2008年 
JST資料番号: G0095A  ISSN: 0026-1165  CODEN: JMSJA  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: 日本 (JPN)  言語: 英語 (EN)
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1998年の標題事例をGAME再解析データと数値モデルを使って,インドモンスーン域の水蒸気輸送パターンとヒマラヤの南からTP(チベット高原)への水蒸気侵入の日変化に焦点を絞って,解析した。TPへの水蒸気移流はチベット高気圧卓越事例よりトラフ通過事例で大きかった。両総観型に対する亜大陸規模循環はインドモンスーンの活発/中断期に対応した。高気圧事例では,活発なインドモンスーン季に関連するインドに低圧域を持つ低気圧性循環が中部対流圏でTPへの水蒸気侵入を阻止したが,中断期に対応するトラフ事例では,水蒸気はアラビア海から直接的に低高度モンスーン偏西風の北向きシフトによってヒマラヤの南麓に輸送され,南東部TPに侵入した。数値実験から,水蒸気輸送過程がトラフ事例では多段階で構成される事を示した。水蒸気はモンスーン偏西風で海抜1500mでヒマラヤ南麓に輸送され,この湿潤気塊は,混合層の発達とヒマラヤの南斜面の滑昇流の強化によって正午から夕方に海抜5500mでTPの南に到着した。湿潤南西流は,TP上の通過トラフの後部に乾燥北西流が卓越したので,緯度的に南東TPに収束した。この収束域は午後半ばから夜にかけて北に広がり,翌朝早く消滅した。(翻訳著者抄録)
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分類 (1件):
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大気大循環,熱帯気象 
引用文献 (52件):
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