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J-GLOBAL ID:200902212508106040   整理番号:08A0392248

マクロファージは培養ヒト赤血球前駆細胞のためのフェリチン鉄源として機能する

Macrophages Function as a Ferritin Iron Source for Cultured Human Erythroid Precursors
著者 (4件):
資料名:
巻: 103  号:ページ: 1211-1218  発行年: 2008年03月01日 
JST資料番号: D0326B  ISSN: 0730-2312  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: アメリカ合衆国 (USA)  言語: 英語 (EN)
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鉄は赤血球前駆体(EP)の増殖,成熟,生存に欠かせない。トランスフェリン-トランスフェリン受容体経路は赤血球の鉄取込みの主要ルートである。既報で,マクロファージとフェリチンがトランスフェリン欠乏下,EPを成長させることを示した。本報では,トランスフェリン非存在下,マクロファージで合成,分泌されるフェリチンがEPの鉄源となることを示す。マクロファージはトランスフェリン受容体減少に伴って,サイトゾルとミトコンドリアの移動しやすい鉄プールの増加,ヘム増加,ヘモグロビン合成増加を誘発した。マクロファージエキソサイトーシスの阻害,細胞外フェリチンの抗体との結合,EP受容体仲介性エンドサイトーシスまたはEPリソソームの酸性化の阻害は,トランスフェリン非存在下,マクロファージとの共培養でEP成長を低下させた。マクロファージに取り込まれた鉄がフェリチン内に組み込まれ,次いでエキソサイトーシスによって分泌されることを示唆した。マクロファージは代謝性フェリチンに不可欠な鉄を輸送し,トランスフェリン非存在下でEP発生を支える。
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