抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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情報化社会を支える基盤技術として,オープンソースソフトウェア(OSS)の利用ニーズが高まっていることに加え,OSSを教育プログラムとして用いることは,優れたソースコードを参照しながら実践的なシステム開発の演習を積むことができるなどの利点があり,特に,ソフトウェア技術者の質的向上が必須課題である我が国においては,今後,大学,専門学校,企業等においてOSS教育カリキュラムの整備が必要であると考えられる。本調査研究では,(独)情報処理推進機構が2006年度に策定したOSSモデルカリキュラムをベースに,OSSの学習体系と既存のIT教育カリキュラムとの関連性を明らかにすることにより,OSSモデルカリキュラムが,既存のIT教育カリキュラムに加え,より実践的な技術を習得する知識体系として位置づけられることを示した。また,技術教育の現場で活用されることを想定し,OSS学習の根幹となる知識・概念を解説した学習ガイダンス資料を策定した。今後,各研修現場においては,既存のIT教育プログラムに加えて,OSS教育カリキュラムを取り込むことにより,単なる知識だけでなく具体的かつ実践的な教育プログラムを構築していくことが期待される。(著者抄録)