抄録/ポイント:
抄録/ポイント
文献の概要を数百字程度の日本語でまとめたものです。
部分表示の続きは、JDreamⅢ(有料)でご覧頂けます。
J-GLOBALでは書誌(タイトル、著者名等)登載から半年以上経過後に表示されますが、医療系文献の場合はMyJ-GLOBALでのログインが必要です。
屋久島と種子島のみに自生するヤクタネゴヨウは,生残個体数の減少から絶滅の危惧に瀕している。ヤクタネゴヨウの保全のため,大正時代以降,生態的および遺伝的な情報が蓄積されている。また,生存可能な個体数を明らかにする調査が実施され,平成11年現在,屋久島では1400個体,種子島では約300個体が確認された。個体数減少の主原因はマツノザイセンチュウである。材質はクロマツとほぼ同程度であり,種としての絶滅回避には人間との共存(保全・保護活動と木材としての適度な利用)が鍵と思われる。