抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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海洋生態系および物質循環のメカニズム解明や,気候変動に伴う生態系の応答を解析するため,海洋の物質循環を表現した複雑な低次生態系モデルの開発および利用が行われている。近年では,高解像度の3次元物理モデルに結合された低次生態系モデル(物理-生物結合モデル)の利用が活発である。この物理-生物結合モデルで利用される生理パラメータは,多くの場合,1地点においてBOX型や鉛直一次元型のシンプルなモデルで調整および推定されたものを利用している。これは,複雑な3次元の物理-生物結合モデルで,パラメータ調整および推定を行うと,計算コストと時間的労力の莫大な増大をもたらすためである。本研究では,空間的に広がりを持った3次元の物理-生物結合モデルの再現性を向上することを目的として,複数地点の観測データを利用した最適パラメータ推定を行った。(著者抄録)