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J-GLOBAL ID：200902222512059478   整理番号：08A0590020

ニジェール河内陸デルタ地帯における氾濫原伝統的稲作の実態

著者 (6件)： 坂上潤一 (国際農林水産業研究セ) ,  八田珠郎 (国際農林水産業研究セ) ,  上堂薗明 (国際農林水産業研究セ) ,  増永二之 (島根大) ,  梅本貴之 (農業・食品産業技術総合研究機構 作物研) ,  内田諭 (国際農林水産業研究セ)
資料名： JIRCAS Working Report  (JIRCAS Working Report)
号： 57  ページ： 37-52  発行年： 2008年03月21日 
JST資料番号： L3163A  ISSN： 1341-710X  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 解説  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： マリで調査した栽培体系,土壌肥沃度,コメ品質および衛星画像などのデータをもとに,ニジェール河内陸デルタ地帯の氾濫原における伝統的稲作と栽培品種の特徴を紹介した。また,これらの情報をもとに当地域の稲作の方向性を考えた。当地域の伝統的稲作は,氾濫原での栽培に極めて適したアフリカイネ(Oryza glaberrima)を利用した低投入型の乾燥地農業であった。より適正な栽培体系を構築するためには,降水量の変化に基づく氾濫湛水域予測システムを開発する必要があると考えた。また,家畜糞尿等を利用した土壌肥沃度の維持に関する研究も,持続的農業を構築していく上で重要であると論じた。

シソーラス用語： *イネ ,  *氾濫原 ,  三角州 ,  アフリカ西部 ,  河川 ,  作付体系 ,  栽培品種 ,  植物成長 ,  食品成分 ,  種子タンパク質 ,  アミロース ,  アミロペクチン ,  肥沃度 ,  湛水 ,  降水量 ,  予測技法 ,  *持続可能な農業 ,  イネ属 ,  農業政策
準シソーラス用語： ニジェール河 ,  アフリカイネ ,  Oryza glaberrima

分類 (3件)： 稲作  (FC03020C) ,  農業一般  (FB01010A) ,  作物の品種  (FC02020V)

引用文献 (16件)：

• Buri, M. M., Ishida, F., Kubota, D., Masunaga, T. And Wakatsuki T.1999. Soils of flood plains of West Africa: general fertility status. Soil Sci. Plant Nutr., 45(1), 37-50.
• 土壌養分測定法委員会編: 十壌養分分析法、農林省農林水産技術会議事務局監修、139-147、養腎堂、東京 1978.
• 土壌環境分析法編集委員会編: 土壌環境分析法、日本土壌肥料学会監修、215-219、博友社、1997.
• Gao Z, Zeng D, Cui X, Zhou Y, Yan M, Huang D, Li J, Qian Q 2003. Map-based cloning of the ALK gene, which controls the gelatinization temperature of rice. Science in China (Series C) 46: 661-668.
• 八田珠郎・小口千明・根本清子・坂上潤一.2004. 地球表層環境条件における粘土圏の役割. 粘土科学, 43: 116-119.

タイトルに関連する用語 (6件)： ニジェール ,  河 ,  内陸 ,  デルタ ,  氾濫原 ,  稲作