文献

J-GLOBAL ID：200902229835817120   整理番号：08A0369667

ボトムアップ効果による海洋細菌群集構造の通年変化

著者 (3件)： 谷口亮人 (広大 大学院) ,  多田雄哉 (東大 海洋研) ,  浜崎恒二 (東大 海洋研)
資料名： 日本海洋学会大会講演要旨集
巻： 2008  号： 春季  ページ： 237  発行年： 2008年03月14日 
JST資料番号： F0701C  資料種別： 会議録 (C)
記事区分： 短報  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 海洋細菌群集の組成やその機能は時空間的に変動し,物質循環過程における有機物フラックスを大きく左右する。ある環境条件下で活発に増殖する細菌群(actively growing bacteria:AGB)は,有機物を活発に消費することによって,有機物の分解・生成に大きく貢献していると考えられる。したがって,このような細菌群と環境条件がどのように関係しているかを明らかにすることが,有機物フラックスの変動機構の解明につながると考えられる。海洋細菌の大部分を占める従属栄養細菌群集の増殖は,植物プランクトンブルームなどによる有機物供給に大きく依存するため,AGB群集構造の変化は,いわゆるボトムアップ効果を反映したものとなる。そこで本研究では,AGB群集構造の経時的変動を解析し,細菌群集構造がボトムアップ効果によってどのように変化するかを明らかにすることを目的とした。(著者抄録)

シソーラス用語： *海洋 ,  *群集 ,  効果 ,  *細菌 ,  循環 ,  年変化 ,  有機物 ,  *群集構造 ,  *細菌群集 ,  物質循環 ,  *微生物
準シソーラス用語： ボトムアップ効果 ,  通年変化 ,  有機物フラックス

分類 (1件)： 水圏・生物圏の地球化学  (DD01030A)

タイトルに関連する用語 (3件)： ボトムアップ ,  海洋 ,  細菌群集構造