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J-GLOBAL ID：200902230607576766   整理番号：08A0337722

流域圏における水循環・農林水産生態系の自然共生型管理技術の開発 A 水・物質循環チーム 第1編 流域圏における水物質循環,生態系のモニタリング及び機能の解明・評価 第1章 森林から沿岸域までの水,物質循環プロセスの解明 2 農業流域における水・物質循環プロセスの解明(2)農地・水路系における水・物質等の循環・移動プロセスの解明 1)水及び土壌・富栄養塩類の流出における滞留効果の解明

著者 (4件)： 久保田富次郎 (農業・食品産業技術総合研究機構 農村工研) ,  増本隆夫 (農業・食品産業技術総合研究機構 農村工研) ,  松田周 (農業・食品産業技術総合研究機構 農村工研) ,  吉田武郎 (農業・食品産業技術総合研究機構 農村工研)
資料名： 農林水産省農林水産技術会議事務局研究成果  (農林水産技術会議事務局研究成果)
号： 462  ページ： 58-61  発行年： 2008年03月26日 
JST資料番号： S0070A  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 解説  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 畑台地流域を対象として流域の水理地質構造を考慮して,水や富栄養塩類の流出特性を滞留時間に着目して分析し,その循環移動プロセスを明らかにした。鹿児島県肝属川流域を対象とした。硝酸性窒素による地下水汚染と水理地質構造を検討する中で,台地における地下水汚染機構の推定を行った。主に畜産廃棄物を起源とした窒素負荷は,第一帯水層では水理地質構造を反映して,主に大隈降下軽石層を通じて水平方向に広がっていることが推察された。台地の比較的浅層の第一地下水中の硝酸性窒素濃度は低かった。これは,大隈降下軽石層が粒径の淘汰が良く,透水係数が良好な帯水層を形成するのに対して,入戸火砕流堆積物は透水性が低く,地下水の流線が下層に集中していることに起因していた。水・物質移動に影響を与える畑地の地表面管理による地表流出や地下水涵養に与える影響を定量的に評価した。

シソーラス用語： *畑地 ,  *台地 ,  滞留時間 ,  水循環 ,  鹿児島県 ,  地下水汚濁 ,  硝酸態窒素 ,  水理学
準シソーラス用語： *畑台地

分類 (1件)： 農業土木  (FB02000W)

引用文献 (4件)：

• 村田泰章・稲岡富士・川畑大作 (2005). 鹿児島県笠野原台地における精密重力探査. 物理探査学会第112回学術講演会講演論文集.157-160.
• 廣岡知・石橋利久・大柳雅寒・吉沢正夫・稲崎富士 (2004). P波ランドストリーマーを用いた浅部地盤構造調査. 物理探査学会第110回学術講演会講演論文集.107-110.
• 井上敬資・中里裕臣・久保田富次郎・中西憲雄・竹内睦雄 (2006). シラス台地における地下水涵養試験の比抵抗モニタリング. 物理探査学会第114回学術講演会講演論文集.
• T. Hashimoto, K. Furue, T. Kubota (2005). Accumulation of Denitrifying Bacteria and Enhancement of Denitrification Activity in Deep Subsurface Soil in Relation to the Geological Profile, Soil Sci. Plant Nutr., 51(6), 899-903.

タイトルに関連する用語 (23件)： 流域圏 ,  水循環 ,  生態系 ,  自然共生 ,  開発 ,  水 ,  物質循環 ,  チーム ,  生態 ,  モニタリング ,  評価 ,  森林 ,  沿岸域 ,  プロセス ,  農業流域 ,  農地 ,  水路 ,  物質 ,  循環 ,  土壌 ,  栄養塩類 ,  流出 ,  滞留