文献

J-GLOBAL ID：200902233727831203   整理番号：08A0684921

チーズの機能性に関する研究

著者 (3件)： 井越敬司 (九州東海大 総合農研) ,  小野政輝 (九州東海大 総合農研) ,  椛田聖孝 (九州東海大 総合農研)
資料名： 九州東海大学総合農学研究所所報
号： 23  ページ： 13-28  発行年： 2008年03月20日 
JST資料番号： L5715A  ISSN： 0914-4099  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： チーズは人間の生命に必要な蛋白質,脂質,糖質,ビタミン,ミネラルをバランスよく含み,消化吸収にも優れている。しかし,食品の三次機能(生体調節機能)の視点からの研究はほとんどされてこなかった。本研究では,アンジオテンシン変換酵素(ACE)阻害活性を指標としたチーズの高血圧抑制活性とラジカル消去活性を指標としたチーズの抗酸化活性について報告した。14種類の市販チーズにおける70%エタノール可溶性画分のACE阻害活性を測定した。その結果,すべてのチーズにACE阻害活性が認められ,特に青カビ熟成チーズであるダナブルーとブルーは70%以上の高いACE阻害活性が認められた。また,市販チーズ13種類から抽出されたアルコール可溶性画分のDPPHラジカル消去活性を調べたところ,最も活性が高かったのはエポワスであった。次いでブルー,ポンレベックそしてカマンベールの順であった。

シソーラス用語： *チーズ【食品】 ,  アンギオテンシン変換酵素 ,  酵素阻害 ,  *降圧作用 ,  *酸化防止 ,  ラジカル ,  酸化防止剤 ,  ナチュラルチーズ ,  芳香族ニトロ化合物 ,  ヒドラジルラジカル
準シソーラス用語： エポワス ,  ラジカル消去活性

分類 (1件)： チーズ  (FJ12025C)

物質索引 (1件)： DPPHラジカル

タイトルに関連する用語 (3件)： チーズ ,  機能性 ,  研究