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J-GLOBAL ID：200902234079707832   整理番号：09A1208850

LCA及びマテリアルフローコスト会計による農産物用輸送資材の評価

EVALUATION OF PACKAGES FOR AGRICULTURAL PRODUCTS BY USING LIFE CYCLE ASSESSMENT AND MATERIAL FLOW COST ACCOUNTING

著者 (7件)： 瀬脇康弘 (北九州市大 大学院国際環境工学研究科) ,  松本亨 (北九州市大 国際環境) ,  大石高也 (大石産業) ,  馬場紀子 (福岡県農業総合試) ,  江島亜祐子 (福岡県農業総合試) ,  白石敏則 (大石産業) ,  椎木伸幸 (大石産業)
資料名： 環境システム研究論文集  (土木学会論文集 G(環境))
巻： 37  ページ： 263-269  発行年： 2009年10月24日 
JST資料番号： Y0732B  ISSN： 1345-9597  資料種別： 会議録 (C)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 食品の生産・流通・消費の各段階で発生する食品ロスは,とくに輸送資材の機能性向上により荷痛みによる発生を防げる可能性がある。流通段階での食品のライフサイクルにわたる環境負荷の評価を実施した。施設栽培イチゴの生産から容器製造,保冷,輸送,廃棄までの全過程における二酸化炭素発生量を算出した。さらに,マテリアルフローコスト会計(MFCA)を農産物サプライチェーンに応用する手法を提示し,環境負荷およびコストについて容器間の比較評価をした。宙吊り構造で機能性が高い新型容器はプラスチック使用量が多いなどのため二酸化炭素排出量が従来型容器よりも多いが,食品ロス発生量が少ないためライフサイクル全体の二酸化炭素発生量は少ないことを示した。MFCAの結果では,容器の機能性向上により,食品ロスおよび二酸化炭素排出量の削減とともに,内部コストおよび外部コストの削減ができることを示した。

シソーラス用語： 環境アセスメント ,  *ライフサイクルアセスメント ,  原価計算 ,  損失 ,  排出量 ,  温室効果ガス ,  二酸化炭素 ,  *食品包装 ,  食品輸送 ,  施設栽培 ,  食品流通 ,  イチゴ ,  日本 ,  包装容器 ,  運搬容器 ,  生鮮食品 ,  産業廃棄物 ,  農業廃棄物 ,  管理 ,  物的流通 ,  地球温暖化 ,  対策 ,  二酸化炭素排出量 ,  食品廃棄物
準シソーラス用語： サプライチェーンマネジメント ,  *マテリアルフローコスト会計 ,  機能性 ,  地球温暖化対策 ,  農産物

分類 (2件)： 環境問題  (SA01020V) ,  食品包装  (FJ02030B)

引用文献 (17件)：

• 農林水産省: 食品ロスの削減に向けた検討会報告書, 平成20年12月.
• 環境省: 平成21年度環境統計集 (食品廃棄物の発生及び処理状況).
• 農林水産省: 平成19年度食料需給表.
• 折笠貴寛, ロイポリトッシュ, 根井大介, 中村宣貴, 椎名武夫: 卸売市場流通における環境負荷低減の可能性, 第3回目本LCA学会研究発表会講演要旨集 (2008年2月), pp. 226-227.
• 梶川崇, 山川肇: 青果物流通のLCI. 通い容器システムの評価, 第4回日本LCA学会研究発表会講演要旨集 (2009年3月), pp. 8-9.

タイトルに関連する用語 (6件)： LCA ,  マテリアルフローコスト会計 ,  農産物 ,  輸送 ,  資材 ,  評価