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J-GLOBAL ID：200902235769253172   整理番号：08A1222485

超電導バルク磁石を用いたエマルションの磁気分離のための基礎的研究

Fundamental Study of Magnetic Separation of Emulsion using a Superconducting Bulk Magnet

著者 (6件)： FANG Meina (大阪大 大学院工学研究科) ,  寺田隆哉 (大阪大 大学院工学研究科) ,  三島史人 (大阪大 大学院工学研究科) ,  秋山庸子 (大阪大 大学院工学研究科) ,  泉佳伸 (大阪大 大学院工学研究科) ,  西嶋茂宏 (大阪大 大学院工学研究科)
資料名： 低温工学  (Journal of Cryogenics and Superconductivity Society of Japan)
巻： 43  号： 11  ページ： 476-481  発行年： 2008年11月25日 
JST資料番号： S0846A  ISSN： 0389-2441  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 磁気分離法を利用した乳化油の分離について検討した。磁気分離法による水処理は,磁石の磁気力を利用して流体中に存在する強磁性物質を分離・除去する方法である。磁気シーディング,即ち分離対象となる物質に強磁性を付与し,超電導磁石を用いた連続的な処理システムが構築できれば,従来手法に比べて種々の利点がある。排水中における乳化油の磁気分離システム構築用の基礎的評価を行うことを目的に,乳化油のモデル系としてシクロヘキサンの乳化液を調整し,磁気分離による処理可能性について検討した。高分子添加型磁気シーディング法によってエマルジョン模擬排水中の有機物の良好な除去率が得られた。有限要素法による理論的なモデル解析とモデル実験を通じて,磁性ブロックを形成した処理水を超電導バルク磁石使用の磁気分離膜を装置に流すことによって,磁性ブロックが磁石に高効率に補足されることが示された。この結果から,超電導バルク磁石を用いた磁気分離による乳化油の処理が可能であることが示された。

シソーラス用語： *超伝導磁石 ,  *乳濁液 ,  *磁力分離 ,  有限要素法 ,  解析 ,  廃水処理水 ,  *油 ,  シクロアルカン
準シソーラス用語： モデル解析

分類 (1件)： 各種物理的手法  (CC01030W)

物質索引 (1件)： シクロヘキサン

引用文献 (12件)：

• 1) T. Suzuki: “A study on removal performance of trace chemicals by nanofiltration” Collected Papers of Environmental Engineering 40 (2003) 247-255 (in Japanese)
• 鈴木拓也:「ナノろ過膜による微量化学物質の除去性に関する研究」, 環境工学論文集40 (2003) 247-255
• 2) H. Saho: “Purification technology of lakes and marshes water and seawater using magnetic separation”, Chemistry and Chemical Industry 61 (2008) 436-438 (in Japanese)
• 佐保典英:「磁気分離を活用した湖沼水·海水の浄化技術」,化学と工業 61 (2008) 436-438
• 3) S. Takeda and S. Nishijima: “Impending practical application of wastewater processing using magnetic separation”, ECO TECHNOLOGY 90 (2003) 35-43 (in Japanese)

タイトルに関連する用語 (7件)： 超電導 ,  バルク ,  磁石 ,  エマルション ,  磁気 ,  基礎 ,  研究