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J-GLOBAL ID：200902237121109664   整理番号：09A0731794

湖沼堆積物のルミネッセンス年代測定;化学分析と年間線量評価

著者 (4件)： 住田亮輔 (金沢大 理) ,  長谷部徳子 (金沢大 自然計測応用研セ) ,  山本正儀 (金沢大 自然計測応用研セ) ,  荒井章司 (金沢大 理)
資料名： フィッション・トラックニュースレター  (Fission Track News Letter)
号： 20  ページ： 54-56  発行年： 2007年10月30日 
JST資料番号： L6631A  ISSN： 1340-900X  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 世界最古のバイカル湖は堆積物の擾乱が少なく,陸域の気候変動を良く保存している。本研究では,放射年代値空白域を生めるためにルミネッセンス年代測定を試み,これに必要な年間線量の見積もりに必要な化学分析法や計算方法の吟味を行なった。放射性同位体の濃度を求めるため,LA-ICP-MSとXRFを用いた分析法を考案した。試料は,1998年にバイカル湖のアカデミシャンリッジで採取された柱状堆積物試料VER98 st.5(長さ5m)で,上部から,268cm,308cm,708cm付近の試料を用いた。乾燥させた粉末を300kNで30秒間圧縮してペレット状の試料とした。LA-ICP-MSで分析した。測定した同位体は,²⁹Si,⁴³Caなどである。XRFで主要元素を測定し,SiO₂濃度とK₂Oを放射性同位体濃度の珪酸や年間線量の見積もりに利用した。3試料の年代は,それぞれ,15ka,29ka,24kaであった。

シソーラス用語： *湖沼堆積物 ,  *年代測定 ,  化学分析 ,  *線量評価 ,  湖沼 ,  放射性同位体 ,  乾燥 ,  圧縮 ,  ペレット ,  蛍光X線分析
準シソーラス用語： Baikal湖 ,  XRF ,  *光励起ルミネセンス法年代測定

分類 (1件)： 年代測定  (DD01050W)

引用文献 (3件)：

• Adamiec, G. and Aitken, M., 1998, Dose-rate conversion factors: update. Ancient TL, 16, 37-50.
• 中川裕文, 2000, バイカル湖底堆積物の分析に基づく過去数十万年の陸水・気候シグナル. 金沢大学修士論文
• Stokes, S., Ingram, S., Aitken, M. J., Sirocko, F., Anderson, R. and Leuschner, D., 2003, Alternative chronologies for Late Quaternary (Last Interglacial-Holocene) deep sea sediments via optical dating of silt-sized quartz. Quaternary Science Reviews, 22, 925-941.

タイトルに関連する用語 (4件)： 湖沼堆積物 ,  ルミネッセンス年代測定 ,  化学分析 ,  線量評価