抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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T-Codeを用いた新しい乱数検定手法を提案する。T-Codeは,Mark Titchenerによって1984年に提案された自己同期する可変長符号である。T-decompositionと呼ばれる変換により,系列とT-Codeとを対応させて,系列をT-prefixと呼ばれる部分系列に分解することができる。これらの部分系列は,系列に対応するT-Codeを再帰的に生成するアルゴリズムのパラメータになっている。本検定は,これらの部分系列の個数(T-complexity)に基づく。更に,系列の先頭から順にT-prefixを決定するT-decompositionの方法と,木構造を利用した効率の良いアルゴリズムを提案する。このアルゴリズムは,T-decompositionの計算時間を削減し,本検定の計算時間を実用的にしている。また,本検定の妥当性は,T-complexity,P値等の経験分布によって確かめられている。(著者抄録)