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文献
J-GLOBAL ID:200902244149256774   整理番号:08A0370365

台湾漢人住居にみられる〈総舗chong-pho〉の調査研究-日本植民地期以降の〈眠床〉-〈和室〉の結合とそのゆらぎ-

‘CHONG-PHO’ (RAISED FLOOR) IN HAN TAIWANESE DWELLINGS-Combination and Transition of the Chinese Bed and Japanese Raised Floor during the Japanese Colonial Era-
著者 (4件):
資料名:
号: 34  ページ: 195-206  発行年: 2008年03月31日 
JST資料番号: S0422B  ISSN: 1880-2702  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: 日本 (JPN)  言語: 日本語 (JA)
抄録/ポイント:
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台湾漢人の間では,住宅内の房間(居室)の一部ないし全部に床を張り,その上に雑魚寝する生活が広く行われてきた。この揚床をホーロー語で「総舗chong-pho」と呼ぶ。地床に眠床(寝台)を置くのが常識とされる漢人住居になぜこのような特異な変容が生じたのか。本研究では植民地期における台湾家屋・日本家屋の交渉関係をこの「床」の存在に注目して検討する。彰化縣田中(市街地),台南市湾裡(村落)での集中的な調査と,台湾各地での事例収集の成果を踏まえ,総舗の現存状況や類型を把握した上で,(1)起居様式,(2)家族社会,(3)文化意識,(4)材料と技術,の各視点に沿って現段階での知見を示し,総舗を歴史的に位置づけるための仮説と課題を提出する。(著者抄録)
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分類 (3件):
分類
JSTが定めた文献の分類名称とコードです
各種建築物一般  ,  住宅建築,農村建築,城  ,  都市計画の調査分析,分析手法 
引用文献 (23件):
  • 現代台湾社会は, 複数の「族群」(言語・文化を共有すると自身が考える人々の集団, エスニック・グループ) で構成される。近年では, 1ホーロー人 (福佬人)=約70%, 2ハッカ人 (客家人)=約15%, 3外省人=約13%, 4原住民 (先住民族)=約2%, と大別することが多い (%は人口比)。本稿では「台湾漢人」という語をとくに説明なしに繰り返し用いるが, その場合は基本的に1ホーロー人と2ハッカ人を総称しているものと理解されたい (もとより両者の区別は難しい場合もある)。
  • 一般に「台湾語」と言われる。閩南各地の言葉の集合体であり, さらにオーストロネシア系の語彙, 客家語や日本語などの語彙も取り込んで発達してきた。原住民, 客家人, 外省人でもホーロー語を解す人や常用する人も少なくなく, 台湾住民の約八割がこれを使う。なお, 台湾では公用語の北京語を「国語」としている。
  • 台湾総督府編『臺日大辭典』台湾総督府, 1931-32年/復刻: 国書刊行会, 1983年, p.871。台湾総督府は, これ以前にも『日臺小辭典』台湾総督府, 1898年,『日臺大辭典』台湾総督府, 1907年を編纂しているが未見。
  • 中村綗「臺灣住宅と建築行政」『建築と社会』第22輯第2号, 1939年2月所収
  • 黄良銓「艋舺の雑居生活」(『民俗台湾』2-11, 1942年11月)
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