抄録/ポイント:
抄録/ポイント
文献の概要を数百字程度の日本語でまとめたものです。
部分表示の続きは、JDreamⅢ(有料)でご覧頂けます。
J-GLOBALでは書誌(タイトル、著者名等)登載から半年以上経過後に表示されますが、医療系文献の場合はMyJ-GLOBALでのログインが必要です。
立体規則性ポリメタクリル酸メチル(PMMA)であるイソタクチックPMMA(it-PMMA)とシンジオタクチックPMMA(st-PMMA)の混合物から形成されるステロオコンプレックス(SC)の超分子構造を原子間力顕微鏡(AFM)で直接観察した結果を紹介する。it-PMMAとst-PMMAの混合溶液を水面に展開し,水面上で圧縮してSCを形成させ,マイカに1層移し取ってAFMで観察する。左右巻きのスプリング状のものが観察されており,それがSCの分子である。SCはvan der Walls力で形成されており,二重らせん構造そのものがトポロジカルな分子量認識能を有している。このようにAFMによる直接観察はX線回折で構造を決定するのが困難な複雑な超分子構造に関する知見を得るのに有効である。