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J-GLOBAL ID:200902247184571673   整理番号:09A0290274

天敵昆虫サビマダラオオホソカタムシによるカミキリムシ被害対策手法の開発

著者 (1件):
資料名:
号: 132  ページ: 1-4  発行年: 2009年03月15日 
JST資料番号: L2405A  ISSN: 1345-5958  CODEN: BTEEEC  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 解説  発行国: 日本 (JPN)  言語: 日本語 (JA)
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サビマダラオオホソカタムシはマツ材線虫病の伝播者であるマツノマダラカミキリの天敵昆虫である。本文は,カミキリムシ被害対策として行った室内増殖させたサビマダラオオホソカタムシの被害マツ林への放飼試験内容と広葉樹穿孔性カミキリムシ2種の防除における室内寄生試験結果についてまとめたものである。サビマダラオオホソカタムシの放飼試験は滋賀県野洲市の公園2箇所と岡山県笠岡市のアカマツ林で行い,毎年4月下旬~5月上旬に前年の枯死木樹幹上に成虫を放飼した。結果,両試験地ではサビマダラオオホソカタムシの寄生による死亡が36ないし58%,原因不明の死亡を合わせると64ないし80%となり,対照木より有意性があり防除効果があった。しかし,マツ材線虫病はマツノマダラカミキリによるマツノザイセンチュウにより引き起こされるので,マツの枯損被害を減少させるためには予防薬剤散布と併用した利用法が望ましいと考えられた。サビマダラオオホソカタムシは他のカミキリムシ類にも寄生可能であることから,ゴマダラカミキリとクワカミキリに対する室内寄生試験を行った。結果,両幼虫とも約9割,蛹では8割以上が寄生によって死亡した。両カミキリは生木を直接加害するため,防除により被害を減少させることができると考えられた。
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分類 (3件):
分類
JSTが定めた文献の分類名称とコードです
生物的防除  ,  昆虫・ダニによる植物被害  ,  森林保育 

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