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J-GLOBAL ID：200902250349331223   整理番号：09A0527033

歴史都市における人為的災害からの防御による安全の構築 CVMを用いた京都の歴史的景観に関する災害復興の便益評価

著者 (2件)： 中谷友樹 (立命館大 文) ,  村中亮夫 (立命館大 文)
資料名： 歴史都市における人為的災害からの防御による安全の構築 平成18-20年度 No.18201032  (科学研究費補助金(基盤研究A)研究成果報告書)
ページ： 50-56  発行年： 2009年 
JST資料番号： N20091191  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 京都市を対象に仮想市場評価法(CVM)を適用して歴史的景観の復興による便益を計測し,文化財防災の経済的評価を試みた。データ収集法(郵送,Web),回答者属性などをカテゴリ変数とし,歴史的景観の役割,自然・人為的災害リスクなどに関する質問に続いて歴史的景観復興への支払意思額(WTP)の調査を行った。得られたデータをグループデータ回帰モデルで解析し,WTPの平均値と中央値から京都市の歴史的景観における災害復興事業便益を算出した。その主な結果は以下の通りであった。1)WTPへの影響パラメータには所得水準,職業,データ収集法による回答者の関心と価値観などがある。2)歴史的景観整備の経済評価は年間約28~30億円の便益と推定できる。3)災害リスクの種類よりも歴史的景観の重要性への意識の方がWTPに及ぼす影響が大きい。

シソーラス用語： 都市景観 ,  *歴史地区 ,  *住民意識 ,  京都府 ,  評価基準 ,  *災害復旧
準シソーラス用語： 仮想市場評価法 ,  支払意志額

分類 (3件)： 景観  (RD04010N) ,  都市問題,都市防災  (RD01030O) ,  都市計画の調査分析,分析手法  (RD01020D)

タイトルに関連する用語 (10件)： 歴史 ,  都市 ,  災害 ,  防御 ,  構築 ,  CVM ,  京都 ,  歴史的景観 ,  災害復興 ,  便益評価