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J-GLOBAL ID:200902256652306159   整理番号:09A0571275

潰瘍性大腸炎治療におけるメサラミンとN-アセチル-L-システインの併用:無作為,プラセボ管理,パイロット試験

N-acetyl-L-cysteine combined with mesalamine in the treatment of ulcerative colitis: Randomized, placebo-controlled pilot study
著者 (11件):
資料名:
巻: 14  号: 18  ページ: 2851-2857  発行年: 2008年 
JST資料番号: C2580A  ISSN: 1007-9327  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: 中国 (CHN)  言語: 英語 (EN)
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目的:潰瘍性大腸炎治療(UC)患者に対してメサラミンとN-アセチル-L-システインを併用した場合の有効性と安全性について評価する。軽度から中度のUC患者37人を経口メサラミン(2.4g/d)とN-アセチル-L-システイン(0.8g/d)投与群(A群),またはメサラミンとプラセボ投与群(B群)に無作為に分けた。Modified TrueloveWitts Severity Index(MIWSI)を使用して患者のモニターを行った。主要エンドポイントは,4週目の臨床緩解(MIWSI≦2)であった。2次エンドポイントは,臨床効果(2ポイント以上のMIWSI;初回診断時からの減少として定義)と薬物安全性であった。血清TNFα,インターロイキン6,インターロイキン8,MCP-1を初回診断時と治療から4週目で評価した。結果:プロトコル別分析判定基準は,メサラミンとN-アセチル-L-システイン(A群)投与から4週後,及びメサラミンとプラセボ(B群)投与で,それぞれ63%と50%の臨床緩解率を示した(OR = 1.71;95% CI: 0.46-6.36; P = 0.19; NNT = 7.7)。データ分散分析(ANOVA)によると,投与中,B群(P = 0.735)の根本条件では有意な変化を伴わなかったのに対し,A群(P = 0.046)はMIWSIの有意な減少を示した。投与から4週間後の臨床反応は,A群66%対B群44%であった(OR = 2.5; 95% CI: 0.64-9.65; P = 0.11; NNT = 4.5)。A群の臨床状態の改善は,IL-8とMCP-1の減少と関係していた。有害事象率では,両群で有意差はなかった。結論:B群(メサラミン単独)とは対照的に,A群(メサラミン併用経口NAC)では臨床状態の改善は,MCP-1や IL-8等のケモカインの減少に関係していた。NAC投与による副作用は認められなかった。Data from the ScienceChina, LCAS. Translated by JST
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分類 (1件):
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消化器疾患の薬物療法 

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