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J-GLOBAL ID：200902261697876081   整理番号：09A0372359

親水性高分子を用いた低抵抗イオン交換膜の開発

Development of Hydrophilic Polymer Based Ion-Exchanged Membranes Having Low Membrane Resistance

著者 (4件)： 比嘉充 (山口大 大学院理工学研究科) ,  堀憲次 (山口大 大学院理工学研究科) ,  上村明男 (山口大 大学院医学研究科) ,  遠藤宣隆 (山口大 大学院理工学研究科)
資料名： ソルト・サイエンス研究財団助成研究報告集 1 理工学 農学・生物学編  (ソルト・サイエンス研究財団助成研究報告集 1 理工学系・農学・生物学系編)
巻： 2007  ページ： 127-135  発行年： 2009年03月 
JST資料番号： L7131A  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： ポリビニルアルコール及び高分子電解質を用いた親水性高分子マトリクス陰イオン交換膜の作製及び膜特性について検討を行った。ポリビニルアルコール及びポリジアリルジメチルアンモニウムクロリドをブレンドしてキャストした後に乾燥,熱処理,グルタルアルデヒドによる化学的架橋,イオン交換水中での膨潤により目的の陰イオン交換膜を作製した。膜の含水率は荷電基の量の増加に伴って増加し,グルタルアルデヒド濃度の増加に伴って減少した。最大破断応力は含水率の増加に伴って減少した。対イオン選択的透過性の指標である膜荷電密度は高分子カチオン含有量の増加に伴って増加した後に減少した。膜荷電密度の最大値はグルタルアルデヒド架橋濃度の増加とともに増加し,最大値を示す高分子カチオン含有量の値が大きくなった。膜抵抗は膜含水率の増加に伴って減少した。以上の結果から,作製した膜の機械的強度,イオン選択的透過性,膜抵抗は膜の含水率に依存することが分かった。

シソーラス用語： *イオン交換膜 ,  *含水量 ,  機械的強度 ,  性質 ,  *抵抗 ,  高分子電解質 ,  陰イオン交換樹脂 ,  ポリビニルアルコール ,  ポリジアリルジメチルアンモニウムクロリド ,  架橋【高分子】 ,  破断強さ ,  電荷分布 ,  密度 ,  膜透過 ,  脂肪族アルデヒド
準シソーラス用語： 親水性高分子 ,  電荷密度 ,  *膜抵抗 ,  膜透過性

分類 (2件)： 吸着,イオン交換  (XD02060I) ,  膜分離  (XD02120Z)

物質索引 (1件)： グルタルアルデヒド

タイトルに関連する用語 (4件)： 親水性高分子 ,  低抵抗 ,  イオン交換膜 ,  開発