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J-GLOBAL ID：200902278294259449   整理番号：08A0860692

-接着・粘着における物理的イメージ-2.接着・粘着における弾性・粘性の定式化と評価

著者 (1件)： 山崎義弘 (早稲田大 理工学術院)
資料名： 色材協会誌  (Journal of the Japan Society of Colour Material)
巻： 81  号： 8  ページ： 307-314  発行年： 2008年08月20日 
JST資料番号： F0174A  ISSN： 0010-180X  CODEN： SKYOAO  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 解説  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 本稿では,物体の変形・流動に対する力学物性である弾性・粘性の基本的な定式化を紹介し,粘着剤として利用される高分子が示す粘弾性及び粘着剤を評価する際に重要となる粘着の3要素を概説した。更に,粘着剤の評価における具体的な状況での理論的考察を行った。まず,物体の応力とひずみの関係について概観し,弾性体,粘性流体に関するいくつかの項目を解説した。次に,粘弾性に関して,周期的変形させた時のマックスウェルモデルでの考察,時間-温度換算則によるマスターカーブについて解説した。又,タック,保持力,粘着力の粘着3要素について説明,粘着剤がどのような用途に適しているかを判断する粘弾性の窓についても触れた。更に,テープ剥離時の応力分布およびプローブタックに対する理論的考察を紹介した。

シソーラス用語： *弾性 ,  Young率 ,  Poisson比 ,  曲げ剛性 ,  粘性流体 ,  体積粘度 ,  Navier-Stokes方程式 ,  *粘弾性 ,  動弾性係数 ,  損失弾性率 ,  緩和時間 ,  *粘着力 ,  粘着テープ ,  応力分布 ,  剥離 ,  *応力歪特性 ,  歪速度 ,  Newton流体 ,  粘着剤 ,  定式化 ,  *粘性 ,  Maxwellモデル ,  タック ,  界面破壊 ,  凝集破壊 ,  体積弾性率 ,  弾性体 ,  マスタ曲線 ,  *機械的性質 ,  係数 ,  輸送係数 ,  度 ,  *特性
準シソーラス用語： マスタカーブ

分類 (2件)： 接着剤の性質・試験  (YK02000Q) ,  ゴム・プラスチック材料  (HC02030I)

引用文献 (13件)：

• 1) 日本接着学会編 : 初心者のための接着技術読本 (日刊工業新聞社・2004).
• 2) 材料力学のテキスト. たとえば, 高橋幸伯・町田 進・角 洋一 : 基礎材料力学 (培風館・2004).
• 3) 流体力学・連続体力学のテキスト. たとえば, 佐野 理 : 連続体の力学 (裳華房・2000).
• 4) E. Castiff and T. S. Tobolsky : J. Colliod Sci. 10, 375 (1955).
• 5) G. R. Strobl : 高分子の物理 (シュプリンガー・フェアラーク東京・1998).

タイトルに関連する用語 (7件)： 粘着 ,  物理 ,  イメージ ,  弾性 ,  粘性 ,  定式化 ,  評価