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J-GLOBAL ID：200902279011230918   整理番号：08A1140967

ジルコンフィッション・トラック法を用いた茂住祐延断層付近の岩石の熱史の分析

著者 (4件)： 郁芳隨徹 (金沢大 大学院自然科学研究科) ,  長谷部徳子 (金沢大 自然計測応用研セ) ,  山田隆二 (防災科学技術研) ,  荒井章司 (金沢大 大学院自然科学研究科)
資料名： フィッション・トラックニュースレター  (Fission Track News Letter)
号： 21  ページ： 20-21  発行年： 2008年09月29日 
JST資料番号： L6631A  ISSN： 1340-900X  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 短報  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 富山県と岐阜県の県境に位置する茂住鉱山内の活断層調査坑道内の手取層群の砂岩,頁岩を14試料採集し,ジルコンを分離してFT年代測定を行うと同時に,ICP-MSを用いて²³⁸U濃度を測定した。測定結果のχ²検定を行ったところ,その値は小さく,何らかの熱イベントを反映したリセット年代は得られなかった。各試料の粒子年代には手取層群の堆積年代よりも若い年代を示すものが存在することから,ジルコンFTの消滅を起こす加熱イベントがあったと考えられる。平均年代と平均トラック長の解析からは約55Maの熱イベントが検出され,マグマの貫入による可能性が高い。

シソーラス用語： *鉱山 ,  *活断層 ,  岐阜県 ,  *断層 ,  *フィッション-トラック法年代測定 ,  *熱史
準シソーラス用語： フィッショントラック年代測定 ,  *跡津川断層

分類 (1件)： 地質構造・テクトニクス  (DE04030Y)

引用文献 (2件)：

• 伊藤谷生, 竹内章, 田中秀実, 西川有司, 迫垣内薫, 岡田 洋一, 1998, 活断層地下観測場: 茂住祐延断層調査坑道 (速報).月刊地球, 20, 182-187.
• 山田隆二, 松田達生, 小村健太朗, 2006, 跡津川断層系における FT年代分布. フィッション・トラックニュースレター, 19, 15-17.

タイトルに関連する用語 (4件)： 断層 ,  岩石 ,  熱史 ,  分析