抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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ホワイトノイズは,特定の帯域においてそのパワースペクトルが周波数に依存しないランダム信号として知られているが,その発生法の一つとしてカオス状態にあるPLL回路の利用が近年提案され,実験的な研究結果もいくつか報告されている。この方法ではPLLを位相ロックさせない状態で用いるが,ホワイトノイズの発生メカニズムはもとより,それに関連したカオス状態のパラメータ依存や得られたノイズの統計的な性質などについても不明な点が多い。そのため,今後も様々な観点からの調査が必要と考えられる。本研究ではCMOSタイプのPLL(CD4046)を対象として,ホワイトノイズの発生について考察した。このモジュールを用いたホワイトノイズ発生については既に報告されているが,本報告ではこれまでに報告のない単一電源駆動方式による方形波入力時のノイズ発生,および得られたノイズの統計的性質(振幅確率分布)について述べる。(著者抄録)