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J-GLOBAL ID:200902280401053934   整理番号:09A0500794

光学インデンテーション顕微鏡法による,SKD61鋼表面のDLC被膜の弾塑性の評価

Evaluation of elastoplastic properties of DLC coating on SKD61 steel by optical indentation microscopy
著者 (5件):
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巻: 203  号: 17-18  ページ: 2571-2574  発行年: 2009年06月15日 
JST資料番号: D0205C  ISSN: 0257-8972  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: オランダ (NLD)  言語: 英語 (EN)
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ダイヤモンド状炭素(DLC)は,非常に硬く,摩擦が非常に小さく,摩耗が小さいという特異な性質で広く知られている。これが,DLC被膜が,工具および/もしくはダイスの表面処理などの,多岐の分野で商業化に成功している理由である。これによって,工具とダイスの寿命が著しく延長される。しかしながら,DLC被膜の機械的性質はまだ良く理解されていない。著者の一人(TM)は,光学的に透明なチップの押し込みの際に,CCDカメラで,接触像を観察して,真の接触面積をin-situ測定で測定して,ヤング率などの機械的性質を測定する新しい方法を開発した。著者らが”光学インデンテーション顕微鏡”(OIM)と呼ぶ,このシステムで,真の押し込み応力-歪特性が決定できる。このOIMで,SKD61(JIS,もしくはX40CrMoV5-1,ISO)鋼のDLC被覆のある試料と無い試料の機械的性質を測定した。DLC被膜は,著者らの両極性パルスPBIIシステムで作製した。DLC被膜の厚さは約7μmであった。普通の圧痕試験のためのBerkovich形のチップと,私たちのOIM用の球体円錐形のダイヤモンド圧子チップ(半径0.4mm)を使用した。最大の負荷と深さはそれぞれ約2.5Nと1μmであった。Berkovichチップでの普通の圧痕試験では,DLC被覆試料は無被覆の試料より硬かった。負荷-全押し込み深さの対数プロットは,DLC被覆した試料のデータは,チップの形が球形であるかのようにして解析できることを示した。OIMの結果では,SKD61のDLC被覆した試料としない試料のヤング率,降伏応力,および弾性限界は,それぞれ,156GPaと201GPa,2.4GPaと2.6GPa,2.2GPaと1.1GPaであった。DLC被膜は,SKD61の弾性限界を100%改良した。DLC被膜の,この効果は,工具およびダイスの寿命の改良に非常に役に立つ。Copyright 2009 Elsevier B.V., Amsterdam. All rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.
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分類 (2件):
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金属の放射線による構造と物性の変化  ,  材料試験 

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