抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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巨大なアメーバ様生物である粘菌モジホコリの変形体は迷路を解いたり複数の餌場所をつなぐ短いネットワークをみつけることができる。本稿は粘菌の問題解決法の仕組みが,管ネットワーク上の体形が適応的に変化するという細胞ダイナミックスに基づいていることを解説した。変形体の管の中では物質が活発に流れており,養分や科学信号,物理信号などが往来している。これは管の太さがその管を流れる流量に適応して変化する性質によるものである。この適応性のおかげで,変形体は様々な状況でさも賢いように振る舞うことができる。変形体には中枢がないので並列分散的に処理を行っていると考えられる。