抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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山田風車について技術史的評価を行った。まず,山田風車に先行した日本の小型風車開発と,山田基博とその業績と,山田風車と本岡風車がコンペで対決したときのエピソードを述べた。次に,山田風車の特徴を述べた。最も普及した2枚ブレード固定ピッチの200W機には,上方偏向式ロータによる強風制御,結露防止のための発電機カバーの除去,ソケット式の方位回転機構,スリップリングを用いないピン接触式の発電出力の取り出し,などに経験による工夫が施されていた。山田風車は,その特徴から,ロバスト性と長寿命でも知られている。さらに,1978年から79年にかけて行われた,当時の科学技術庁の「風トピア」計画について述べ,その計画の中で,山田風車の優秀性が立証されたことを紹介した。