特許
J-GLOBAL ID:200903011669364897
生細胞表層分子解析方法及び部材
発明者:
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出願人/特許権者:
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願2007-023754
公開番号(公開出願番号):特開2008-187932
出願日: 2007年02月02日
公開日(公表日): 2008年08月21日
要約:
【課題】 細胞表層に存在するタンパク質、糖鎖、脂質などの分子の構造情報を、細胞を破壊せずに観察するためのアレイ基板の開発と、それを用いて簡便・迅速・安価に細胞表層のプロファイルを達成しうる新規操作手法の提供。【解決手段】 本発明では、蛍光標識した生存状態の細胞を含んだ溶液をアレイ基板と接触させた後で、基板表面上に非特異的に吸着している余剰細胞を除去する工程を設けることで、細胞の表層分子の構造情報を細胞が生存した状態で観察できる。 さらに、生存状態の細胞内に蛍光色素を取り込ませる蛍光標識法、基板上の余剰細胞を沈降除去する方法と共に、低吸着性表面コート基板を効果的に組み合わせることにより、課題であった基板表面への細胞の非特異的結合を大幅に抑制し、蛍光観察時のスポット輝度値とバックグラウンド輝度値の蛍光強度比(S/N比)の劇的な改善を達成した。【選択図】 図4
請求項(抜粋):
披検細胞の細胞表層分子の構造情報を、披検細胞が生存している状態で観察する方法であって、以下の(a)〜(e)の工程を含む方法。
(a)表面に被検細胞と結合能を持つ分子を複数固定した基板を用意する工程、
(b)披検細胞を、生存状態のままで蛍光標識する工程、
(c)工程(a)で用意された基板に、工程(b)で蛍光標識した生存状態の被検細胞を含有する溶液を接触させ、披検細胞を上記基板表面上の分子と結合させる工程、
(d)工程(c)において、基板表面に非特異的に吸着している余剰な細胞を除去する工程、
(e)工程(d)において余剰細胞が除去された基板上の披検細胞からの蛍光強度を観察する工程。
IPC (5件):
C12Q 1/02
, C12M 1/34
, G01N 33/53
, G01N 33/543
, G01N 21/78
FI (6件):
C12Q1/02
, C12M1/34 B
, G01N33/53 Y
, G01N33/543 575
, G01N33/543 595
, G01N21/78 C
Fターム (32件):
2G054AA08
, 2G054BB05
, 2G054BB13
, 2G054CA23
, 2G054CA25
, 2G054CB02
, 2G054CB03
, 2G054CE02
, 2G054EA03
, 2G054EB02
, 2G054FA06
, 2G054FA10
, 2G054FA36
, 2G054FB05
, 2G054FB07
, 2G054GA04
, 2G054GB02
, 2G054JA10
, 4B029AA07
, 4B029BB11
, 4B029CC03
, 4B029CC08
, 4B029FA01
, 4B063QA18
, 4B063QQ02
, 4B063QQ08
, 4B063QR48
, 4B063QR66
, 4B063QR84
, 4B063QS03
, 4B063QS36
, 4B063QX02
引用特許:
出願人引用 (2件)
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特願2003-430848
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糖鎖あるいは複合糖質の解析装置
公報種別:公開公報
出願番号:特願2005-184171
出願人:独立行政法人産業技術総合研究所
審査官引用 (1件)
引用文献:
出願人引用 (6件)
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審査官引用 (9件)
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Nature Chemical biology. 2006, Vol.2, No.3, p.153-157
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Chemistry & biology. 2004, Vol.11, p.1701-1707
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Medical Science Digest. 2006, Vol.32, No.11, p.473-474
-
Bionics. 2006, Vol.3, No.5, p.58-59
-
Methods in enzymology. Vol.415, p.341-351
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Chemistry & biology. 2004, Vol.11, p.1701-1707
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Medical Science Digest. 2006, Vol.32, No.11, p.473-474
-
Methods in enzymology. Vol.415, p.341-351
-
Glycobiology. 2007 Oct, Vol.17, No.10, p.1138-1146
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