特許
J-GLOBAL ID:200903015489227234

流路を用いたDNAのトラップ・リリース装置ならびにDNAのトラップ・リリース方法

発明者:
出願人/特許権者:
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願2003-124520
公開番号(公開出願番号):特開2004-000217
出願日: 2003年03月26日
公開日(公表日): 2004年01月08日
要約:
【課題】チップ上に形成した簡単な機構を用いて、流路を流れるたんぱく質や様々な試薬類を含む液体から、DNAあるいはそれに類するものを選択的にトラップし、DNAの回収、或いはDNA濃縮を行い、またトラップされたDNAを簡単な操作でリリースし、次の処理に用いることができるような、安価で単純な原理・装置はない。【解決手段】幅が部分的に広い部分と狭い部分を持つ流路に、DNAを含んだ液を圧力差により流し、同時にDNAが圧力差流と逆方向に流れる向きに電界を印加する。これによりDNAを選択的に幅が狭い部分近辺にトラップすることができる。電界や圧力の強さを調節することにより、流れてきたDNAを次々にトラップすることができ、DNAの回収や濃縮が実現できる。トラップされたDNAは、電界もしくは圧力のどちらかを強める、或いは弱めることにより、入り口側、あるいは出口側に一気に放出される。これにより、簡単にリリース、回収でき、次の処理に用いることができる。【選択図】図1
請求項(抜粋):
液体を流すことができる流路において、少なくとも一つ以上の広い部分と狭い部分をもつ流路の中に、DNA或いは電荷をもつ線状の分子が含まれる液体を、圧力流による力と電界による力を同時に逆向きに印加して流し、広さの変化している部分の近くに当該線状分子の動きを一時的に制限(トラップ)し、その後必要に応じて、電界または圧力の大きさをトラップ条件からはずすことによって、一旦トラップした当該分子を速やかにあるいは計画的にリリースできることを特徴とするDNA或いは電荷をもつ線状の分子のトラップ・リリース装置。
IPC (7件):
C12N15/09 ,  C12M1/00 ,  G01N27/447 ,  G01N33/50 ,  G01N35/08 ,  G01N35/10 ,  G01N37/00
FI (11件):
C12N15/00 F ,  C12M1/00 A ,  G01N33/50 P ,  G01N35/08 A ,  G01N37/00 101 ,  G01N37/00 102 ,  G01N35/06 K ,  G01N27/26 331K ,  G01N27/26 325A ,  G01N27/26 331E ,  G01N27/26 315K
Fターム (24件):
2G045AA24 ,  2G045BB03 ,  2G045DA13 ,  2G045FB05 ,  2G058DA07 ,  2G058DA09 ,  2G058EA14 ,  2G058GA02 ,  2G058GA11 ,  2G058HA00 ,  4B024AA20 ,  4B024CA01 ,  4B024CA09 ,  4B029AA07 ,  4B029AA15 ,  4B029AA23 ,  4B029BB20 ,  4B029CC01 ,  4B029CC02 ,  4B029DC07 ,  4B029DG08 ,  4B029DG10 ,  4B029FA15 ,  4B029GA08
引用特許:
出願人引用 (1件) 審査官引用 (1件)
引用文献:
出願人引用 (6件)
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審査官引用 (6件)
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