特許
J-GLOBAL ID:200903033038249615

適応型モデル予測制御装置

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 佐藤 一雄 (外3名)
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平3-339173
公開番号(公開出願番号):特開平5-173602
出願日: 1991年12月21日
公開日(公表日): 1993年07月13日
要約:
【要約】【目的】 広い予測範囲あるいは周波数帯域を考慮できる適応型モデル予測制御装置を提供する。【構成】 サンプリング間隔の異なる時系列データによって動特性モデルを同定して複数のモデルを得る同定手段、夫々のモデルによって推定した制御量予測値及び対象のステップ応答を繋ぎ合わせる手段、その結果を用いて最適操作量を制御周期毎に算出するモデル予測制御演算手段により構成される。【効果】 広い予測範囲を考慮した適応型モデル予測制御ができる。
請求項(抜粋):
制御対象の動特性モデルに基づき制御量未来値を予測し、運転指標となる評価関数を最小化するような操作量を前記制御対象の制御量と未来目標値から算出するモデル予測制御装置であって、第1のサンプル周期によって収集された前記操作量及び前記制御量の時系列データを用いて前記動特性モデルを同定して第1動特性モデルを得る第1同定手段と、第2のサンプル周期によって収集された前記操作量及び前記制御量の時系列データを用いて前記動特性モデルを同定して第2動特性モデルを得る第2同定手段と、前記第1動特性モデルの第1ステップ応答を時間軸上の第1の範囲に亘って求める第1ステップ応答特性算出手段と、前記第2動特性モデルの第2ステップ応答を時間軸上の第2の範囲に亘って求める第2ステップ応答算出手段と、前記第1及び第2ステップ応答算出手段により得られたステップ応答各々を時間軸上で結合してより広範囲に亘るステップ応答を形成するステップ応答合成手段と、前記第1動特性モデルに前記操作量及び前記制御量の時系列データを与えて時間軸上の第1の範囲に亘って制御量予測値を求める第1制御量予測手段と、前記第2動特性モデルに前記操作量及び前記制御量の時系列データを与えて時間軸上の第2の範囲に亘って制御量予測値を求める第2制御量予測手段と、前記第1及び第2制御量予測手段により得られた制御量予測値各々を時間軸上で結合してより広範囲に亘る制御量予測値を形成する制御量予測値合成手段と、前記ステップ応答合成手段により形成されたステップ応答及び前記制御量予測値合成手段により形成された制御量予測値を用いて与えられた評価関数を最小化する最適操作量を算出して出力する最適操作量算出手段とを備えることを特徴とする適応型モデル予測制御装置。

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