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J-GLOBAL ID：200902247468597532   整理番号：09A0022749

「丹波黒」の生産変動要因に関する研究 第1報 福知山市夜久野町大油子集落における2006年の実態調査より

Analysis of Production Variability of Soybean ‘Tanbaguro’ I. Investigation of ‘Tanbaguro’ Production in Oyugo Village in Yakuno, Fukuchiyama in 2006

著者 (7件)： 本間香貴 (京大 大学院農学研究科) ,  御子柴北斗 (京大 大学院農学研究科) ,  森壽 (京都府中丹西農業改良普及セ) ,  岡井仁志 (京都府農業総合研) ,  白岩立彦 (京大 大学院農学研究科) ,  須藤健一 (兵庫県農林水産技術総合セ) ,  稲村達也 (京大 大学院農学研究科)
資料名： 作物研究  (Journal of Crop Research)
号： 53  ページ： 25-31  発行年： 2008年08月28日 
JST資料番号： Y0116A  ISSN： 1882-885X  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 「丹波黒」は丹波地域を中心に栽培される特産ダイズであるが,近年収量および大粒率の低下と不安定化が問題となっている。本研究は生産変動要因を解明することを目的とし,ここでは2006年に行った福知山市夜久野町大油子集落で行った実態調査について報告を行った。土壌化学性はNを除き全般に過剰気味で,特にK₂OとP₂O₅で顕著だった。4年以上豆類を連作している圃場では,根粒の着生数が少なかったが,堆肥の投入によって土壌養分は高く保たれていた。単位面積当たりの莢数はLAIおよび栽植密度と相関がある一方で,水ストレスにより莢数が減少している実態が示された。登熟期間中に葉が黄色くなる現象も現地では問題となっており,収量低下の一因であることが示唆された。今後の調査の継続と,変動要因を定量的に解明することが必要であると思われた。(著者抄録)

シソーラス用語： 因子 ,  *連作 ,  *水分ストレス ,  黄化 ,  根粒 ,  *ダイズ ,  作物収量 ,  京都府
準シソーラス用語： 水ストレス ,  丹波黒 ,  変動要因

分類 (1件)： 豆類  (FC03035U)

引用文献 (25件)：

• 有原丈二 (2000) “ダイズ安定多収の革新技術”農文協, 東京.1-256.
• 土壌養分測定法委員会 (1997) “土壌養分分析法”養賢堂, 東京.1-440.
• 江口亨 (2000) ダイズの収量および子実品質に及ぼすホウ素の影響. 土肥誌71: 171-178.
• 藤原俊六郎・安西徹郎・加藤哲郎 (1996) 土壌診断の方法と活用, 農文協, 東京.1-281.
• 本間香貴・白岩立彦 (2007) 水稲群落を基準とした群落表面温度の計測によるダイズ圃場の水ストレス評価. 日作紀 76 (別2): 168-169.

タイトルに関連する用語 (5件)： 丹波黒 ,  変動要因 ,  研究 ,  集落 ,  実態調査