抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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中国は著しい経済成長を続けている中,最近5年間(2002~07年)続けて2桁成長を実現した。こうした高い経済成長を背景に,エネルギーの消費量は予想以上に増加した。中国政府は「第10次5カ年(01~05年)エネルギー計画」において05年に一次エネルギー消費量が00年比30%の増加と予測したが,実際は倍増した。第11次5カ年(06~10年)計画期間に入ってからもエネルギー消費量は引き続き大幅に増加している。本稿では,中国のエネルギー需給における最新の状況を分析するとともに,舵取りが一段と困難になった中国のエネルギー政策の動向を追跡した。これまで急増する一方のエネルギー需給の情勢を分析した結果,08年の経済成長,そしてエネルギー需給の情勢は,サブプライム問題が不確実性と不透明性に包まれる中,むしろ調整局面に入る可能性があると述べた。